女性合唱団のコーラス
2008年 09月 20日
プロのピアニストの伴奏で、何曲かのレベルの高い歌曲が披露されましたが、指揮者の先生のエネルギーと聴衆である老人に対する暖かい眼差しが印象的でした。そこでは、ボランティアによるサービス精神が、入居者との心の一体感を生み出したといえるでしょう。
その後、プログラムががらりと変わり、古い日本の歌の歌詞が10曲ほど、次々に黒板に張り出され、参加者全員で歌うという展開となりました。それらの曲は、みんなが知っている有名な昔の日本の民謡の数々で、参加者全員が歌いながら、思わず歌詞につられて、各人の遠い昔の少年、少女の時代のことを連想し、ほのぼのとした雰囲気に心が揺さぶられるという貴重な体験をしました。最後は、まさにご当地に相応しい「琵琶湖周航の歌」で締めくくられるという配慮も行き届いていました。
その後は、また合唱団員による歌曲の高い声が会場に鳴り響き、入居者の大正琴の演奏もあって、あっという間に時間が過ぎ、感謝の拍手の中で、また再会を約してお別れしました。私にとっては、とくに、「千の風になって」、「二度とない人生だから」といった歌が心に残りました。

