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最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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法律時報と私

 法律雑誌の「法律時報」1000号記念ということで、「刑事法学の動き」という研究会の由来について編集部から執筆を依頼されたことについては、6月のブログにも書きましたが、その1000号(法律時報2008年9月号)が日本評論社から出版されました。私の原稿(「刑事法学の動き」研究会について)も掲載されています。そこで、この機会に、私と法律時報誌との関係を少し調べましたら、以下のことがわかりました。
 1.私の原稿が始めて法律時報誌に掲載されたのは、昭和34年(1957年)のことで、「ソビエト刑事立法の改正」という論文でした(法律時報31巻6号)。これが、私と法律時報との関係の始まりですが、そのときの感慨は忘れ難いものがあります。
 2.それ以後、今日(平成20年、2008年)に至るまで、法律時報に掲載された私の原稿は、論文や書評などを含めて、全部で85本の多きを数えます。これは、51年間に85本ということですから、毎年ほとんど休まず1本半以上掲載し続けてきたことになります。
 3.過去51年間を通じて掲載が欠けているのは、3年間だけで、1年に2本掲載されているのが14回、3本が7回、4本が1回、そして、5本という年が2回あります。それは昭和50年代半ばの頃の一番多筆だったころのことです。
 4.これらの原稿のうち、「刑事法学の動き」に関するものは、実に41本を数えます。これらは、「刑事法学の動き」研究会で報告したものを原稿にしたものです。
 最近は、執筆の機会が少なくなりつつなりますが、もうしばらくは法律時報との関係も大切にしたいと念願しています。
by nakayama_kenichi | 2008-09-12 22:26