配食サービスの恩恵
2008年 06月 07日
これは、長岡京市の市民ボランティアの40名ほどのご婦人方(平均年齢60歳代後半くらい)が集まって、食事作りが困難な高齢の独居ないし夫婦を対象に、週に一回、弁当を作って届けるという、地味で手のかかる仕事です。それが、よくも16年間も続いたものです。最初は、調理人が11人、受け手が17人の夕食の配食から出発したのが、最近では、調理人が25人以上集まり、市内のお年寄り70人分を2時間足らずで調え、主に男性が11人で配達するという状態に達しているとのことです(「婦人の友」2006年9月号80頁以下)。
普通の弁当屋さんの弁当と違うのは、夏季を除いて、半月弁当箱を用い、「あじわう会お弁当」という名とともに、当日の献立表の明細が書いてあり、さらに季節の花の挿絵も添えてあるという風流なところにあります。「通信欄」もあり、次回の予告がしてあります。
因みに、18年7月11日の献立表には、・梅風味ごはん・鯵のしそ包み揚げ・牛肉の照り焼き・菜巻卵・炊き合わせこんにゃく、茄子、おくら、人参・さつま芋甘煮・ずいきの胡麻和え・長唐とちりめんの炒り煮・水羊羹・ミニトマト・味噌汁、といった豪華なメニュが書かれています、それに、値段も安く、今でも500円、その秘密は人件費がゼロだからとのこと。ひとり者にとっては、最高のサービスです。感謝しながら、弁当を味わいました。

