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最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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日本刑法学会60周年

 5月17日と18日、神戸の国際会議場で、日本刑法学会の第86回大会が開かれ、17日は朝から出席しました。この国際会議場を訪れるのははじめてで、いささか刑法学会には似つかわしくないような豪華さに圧倒される思いでした。さらに、4-500人にも及ぶという出席会員の多くが若い会員であることにも、あらためて驚かされました。私にとっては、もっとも身近な専門の学会ですが、それが今年で60周年にもなるというのも、歴史的に記念すべき日となりました。
 今から60年前といいますと、1948年(昭和23年)ということになり、敗戦直後にまで遡るのですが、私自身は、1955年(昭和30年)くらいから参加していますので、それ以前の創立時の詳しい事情は知りません。ただ、私が刑法学会に出るようになった頃のおぼろげな記憶では、牧野英一、木村亀二、瀧川幸辰、小野清一郎、植松正、斉藤金作などの諸博士が創立時の中心メンバーであったように思います。ただし、佐伯千仭博士は当時はまだ学会にはお見えでなかったように記憶しています。
 現在、95歳になられている団藤重光先生が、当時は35歳だったという計算になるとしますと、刑法学会の創立時がいかに古い時代であったかが想像できるというものです。平場、平野先生などは、当時はもっとお若かったはずですが、もう亡くなられています。
 今回も、松尾浩也さんが見えていて、挨拶をされましたが、私の方が1つ年長ですから、すでに大正生れの方が見えない会場では、どうも私が最年長ということになりそうで、あらためて年の経過の早いことを実感しました。来年は東京(明治大學)で学会が開かれるとのことですが、いつまで出られるか神のみぞ知るということになります。
by nakayama_kenichi | 2008-05-17 22:42