京の「花の寺」
2008年 05月 06日
京都の西山には、光明寺、楊谷寺、善峰寺(西山三山)のほかにも、由緒のあるお寺が多く、その中でも、いわゆる「花の寺」には一度行ってみたいと願っていたところでした。
天気もよく、大勢の人かと思いましたが、実際には、参詣者は以外と少なく、緑に包まれた静かな境内の中を心行くまで、ゆっくりと散策できました。
このお寺は、小塩山大原院勝持寺と呼ぶ天台宗の古刹であり、境内には「西行桜」と呼ばれる古い桜の木をはじめ、染井吉野の桜が約100本もあるといわれ、桜と紅葉が有名で、「花の寺」と呼ばれるようになったとのことです。本番の季節ではありませんでしたが、5月は新緑の青葉が一段と美しく、池の中に静かに立つ菩薩像も印象的でした。
本堂の瑠璃光殿には、重要文化財の薬師如来像や、平安末期の歌人の西行法師がここに庵を結んだと伝えられる西行法師像が安置されているほか、病魔退散を祈願して仏の体の部分を触ることのできる不動明王の像に触れることもできました。
花見んとむれつつ人の くるのみぞ
あたらさくらの とがにはありける 西行法師
地にとどく 西行桜したしけれ 虚子
また、桜と紅葉の季節に再度このお寺を訪れたいと思います。


