ひな祭りと人形
2008年 03月 06日
私自身には特別の趣味はないのですが、亡くなった家内が大の人形好きで、ひな祭りの日の前後になると、もう長年にわたって、座敷の床の間にひな人形の段飾りを作って、お膳も供えていたことを思い出します。子供の頃からの楽しい行事として生活の中にしっかりと定着していたのでしょう。
しかし、2年前に世話役の主人公を失ったひな人形は、その後は出番がないままに、押入れの奥に眠ったままになっています。どこにあるのかさえ、分からない有様で、申し訳ないというほかはありません。
そのほかにも、家内は人形が好きなため、旅行したときや、外国に出たときにも意識的
に買い集めた人形が、まだ家のあちこちに少なからず残っており、それらをどうすべきか迷っています。「人形寺」に持って行けばといってくれる人もいますが、まだ当分は、家内の大事な遺品として保存しておきたいと考えています。
天神の杜には、人形の好きな職員の方がおられ、生前は親しく交流させてもらっていました。今年の人形展は、さまざまなひな人形が集められて、美しいあでやかさを感じました。家内にも見せてやりたいなあと思いながら、おばあちゃんの顔をみて、帰宅しました。
写真を一枚、添付します。