長岡天満宮の梅林
2008年 02月 20日
自宅から養母が入居している特養ホームまで歩いて10分くらいで、公園を通り抜けるときは、いつもこの梅林を見ることができます。2月も下旬ですが、まだ寒い日が多く、梅はまだほとんど「つぼみ」がふくらんだ程度ですが、なかにはもう黄色や桃色の花を咲かせているものもあり、立ち止まって眺めれば、風情があります。
私は、はなやかな「さくら」や真紅の「つつじ」よりも、あわくて可憐な「うめ」の花のほうが気分的にも似合っているようで、好ましいように思えます。自宅の庭にも、黄色い花を咲かせた「うめ」が、寒椿の花とともに、毎年見られますが、私は歌が読めませんので、ここで、亡妻が走り書きした歌を書きとめておきます。これは、平成16年11月分の介護報告用紙の裏に書いたもので、判読しにくい字もあります。
老梅の光すかして咲く花の 二輪三輪寒に入りしな
久しくを咲きてやさしきミニばらの うすくれないをいとをしみをり
寒つばき葉がくれ影の二つ三つ ちちと鳴きて目白なるらし
西山の峯の上明きひとときを 今日一日の静寂に座す
たおやかにさきていませと百歳(ものとせ)に近き母への祈りひたすら


