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最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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瀧川ゼミ生の会(3回目)

 12月9日の第2日曜日に、第3回目にあたる「瀧川ゼミ生の会」が京大会館で開かれ、私が世話役なので、すこし早めから出席しました。この会については、すでに1回目が2004年12月に、2回目が2005年12月に行われており、このブログでも取り上げてきました。そして、その両方とも、写真とともに、近刊の『定刻主義者の歩み』に掲載されています(80頁以下)。
 昨年の2006年は休会となっていますが、これは私自身が家内を亡くした後という事情もあり、やむなく中断しました。そして、残念なことに、2004年の会に参加して頂いた、熊谷栄子様(瀧川先生の次女)も、2006年の9月に亡くなられ、もうゼミ生の会にご出席頂くこともできなくなりました。
 今年の2007年12月には、結局、5名という小規模の集まりになりましたが、すでに何回も出ておられる親しい友人同士で、まるでかつての学生時代に戻ったように、心をときめかせて、なごやかに昔話に花を咲かせました。体はすでに80歳前後になるのですが、心はまだ純情な青年のようで、しかも当時はほとんど少数であった女子学生が、このゼミには1人、いまだご健在なのも嬉しいことです。
 瀧川先生は、その後、総長になられたこともあって、瀧川ゼミとしては、私どもが最後なことは分かっているのですが、私どもよりも古い学年にも、先生が指導されていた大学院生は何人かおられたものの、なぜか学生のゼミは存在しなかった模様で、これも歴史的には謎の一つです。
 瀧川先生は、すでに当時かなり年配だったと思いますが、ゼミ生には意外に親切で、今回集まったゼミ生にも、山科のご自宅まで訪問を許された経験を持っている者が多く、とくに先生はフェミニストでしたので、女子学生は大事にされるという恩恵にあずかったようです。
 結局、「瀧川ゼミ」というのは、28年度の私どもが最初で最後ということではないか、その意味では貴重な存在ではないかと思われます。
 また、来年も、12月の第2日曜日に同じ場所で再会することを約して、別れました。
 
 
by nakayama_kenichi | 2007-12-10 15:23