傘寿の会
2007年 11月 04日
会には、私の同輩、後輩のほか、教え子の元ゼミ生など60数名の人が集まりましたが、私の亡妻を偲ぶという趣旨から、家内の古い友人の方も3名出席されました。
私は、開会の少し前に、この機会にお配りする予定であった『定刻主義者の歩み』(成文堂、2007年)の60数冊分のサインをするため、急いで筆を走らせ、中国でもらった印章も押して、ようやく開会に間に合いました。
会は、年代は違うものの、気のあった仲間の人たちの集まりで、多くの人が私自身と関係する昔からの思い出話をされましたが、始めて聞く逸話などもあって、興味をそそられました。
会の合間には、スクリーンに、50年も前の私どもの結婚式(京大楽友会館)の披露宴のビデオ(当時は8ミリ)が映し出され、佐伯、平場、宮内先生など今はなき先生方も動く姿で再現されました。
私自身は、感謝・感激の気持ちでいっぱいでしたが、とくに還暦、古稀、傘寿と3回にもわたってこのような集まりを企画し実行してもらうようになった幸運を身にしみて感じました。これもまた、偶然にも大学の教員として、研究と教育の仕事に従事するようになったことのまことに嬉しく貴重な贈り物だと確信している次第です。
これでまた、限られた余生をできるだけ有意義に生きていこうという新しい刺激を受けることになりました。 帰宅後、真っ先に亡妻の霊前に頂いた花を手向けて、報告しました。