6月2日と6月7日
2007年 06月 08日
今年は、すでに一周忌を過ぎていますので、だいぶ落ち着きを取り戻し、少しづつ記憶が薄くなるものと思っていたのですが、むしろ逆に寂しさがかえって身に染む思いがします。
今年の6月2日は、午後から刑法読書会の研究会に出席するため立命館の法科大学院まで出かけましたが、帰りの四条大宮でケーキを2個買って、帰宅して夕食後、仏壇の直子の写真の前で、静かな誕生祝いのひとときを過ごしました。直子の明るい声をもっと録音しておけばよかったのにと悔やまれます。6月3日(日)には、大阪から息子家族が帰って来て、みんな一緒に昼食を食べましたので、少しにぎやかになりました。
6月7日は、別段の用事はなく、図書室を整理しましたところ、新婚旅行の古い写真集を発見し、あらためて、若かりし頃の思い出を偲びました。昭和33年(1958年)6月7日から13日まで、伊丹空港から名古屋の小牧空港で乗り換え、東京の羽田空港から仙台空港まで飛び、その後は、松嶋、作並温泉、磐梯高原、五色沼、日光湯元温泉、鬼怒川温泉を回って、東京駅から大阪行き「はと」で帰京という経路になっていました(新幹線はまだ)。
また、7日夜には、「研一・直子の結婚式と披露宴」の無声ビデオを一人で注意深く鑑賞しましたが、約50年前の記録としての貴重さを再確認しました。人の名前を忘れている人もかなりあり、直子に聞きただしたいと思っても残念ながら果たせませんでした。