仕事と家庭
2007年 04月 23日
最近、大阪市大で教えたゼミ生が5名、久しぶりに自宅を訪問してくれましたが、5名(男子2、女子3)のうち、結婚しているのは2名(女子)のみで、そのうち1名は子供がなく、3名はいまだに未婚、しかも結婚の見込みもなく願望さえもないと言われてみると、率直に驚かざるを得ませんでした。すでに40歳位の年代ですから、今後の予測も現状維持ということになりそうです。
そのほか、私の周辺には、多くの弟子や教え子がいて、今でもかなり広く交流の機会を維持しているのですが、それでも40台や50台の男子にも未婚の人が何人かいる一方で、女子については、さらに多くの年配の未婚の方々が目立つのです。
かつては、私ども夫妻も、10組以上の結婚の媒酌を依頼された経験がありますが、最近は結婚しましたという報告や祝賀会に招待される機会も次第に少なくなってきているようです。どうも、上記のような最近の傾向が当分はなお広がる気配がするのです。
個人が自立して、女子も同等に仕事をするようになったことは結構ですが、「家庭」や「家族」との両立を失うと、社会の基本的なバランスが失われる危険があります。
今、大きな家に1住まいになってしまい、改めて仕事と家庭の関係を考えさせられています。

