熊谷栄子様の訃報
2006年 09月 29日
熊谷栄子様は、故熊谷開作先生の奥様ですが、私の恩師の故瀧川幸辰先生の次女にあたられる方で、最近まで親しくさせて頂いていました。
このブログにも触れたことがありますが、一番近いのは、今年の2月11日に、熊谷開作先生の17回忌の法要が、京都建仁寺の両足院で催された際に、出席してお目にかかり、お元気なご様子だったことを記憶しています。このとき、すでに手術後の状態で、病気は進んでいたことを後から聞いて、驚いた次第です。病名は多臓器不全で、享年83歳とのことです。
私自身も年をとり、記憶が散漫になっているのですが、熊谷開作先生が亡くなられた後は、ご命日に当たる2月に、ほとんど毎年、大将軍のご自宅を訪問して昔話をすることが楽しい慣わしになっていました。その折の奥様の笑顔が忘れられません。
その上に、京大時代の瀧川ゼミ生の会(昭和28年卒の旧制・新制合併組)を毎年12月に京大会館で開催するようになってからは、熊谷栄子さまにもお声をかけ、2,3度ご出席頂いたことがあります。そのときの記録とともに、記念写真も残っていますので、懐かしい思い出を再現することができます。
9月29日の午後6時から、建仁寺の両足院で、お通夜があるとの通知があり、お別れに出かけることにしていますが、電話で連絡したゼミ生のひとりが腰が悪くてといわれてみると、われわれの世代も年をとったものだとつくづくと実感させられるものです。

