8月と合宿研究会
2006年 08月 24日
しかし、同時に、例年、8月は大切な共同研究のチャンスでもあり、ほぼ毎年、2つの合宿研究会に参加してきましたので、その点についても触れておきます。
1つ目は、佐伯先生の創設にかかる「刑法読書会」の夏季合宿で、これはもう1955年ころ以来、ほとんど毎年夏の恒例の行事として、私自身の研究生活には欠かせないもっとも身近な経験交流の場となってきたものです。普段は日帰りの「月例研究会」ですが、8月は2泊程度の合宿形式をとることになっており、それが集中的な研究意欲を促進するだけでなく、会員相互の懇親の場としても結集力を高める働きを持続させることになったと思います。
ただし、私としては、残念なことに、昨年も今年も家庭的な事情のため欠席が続いており、まずはこの空白を埋める努力の必要性を痛感しています。
2つ目は、日弁連の刑事法制委員会の夏季合宿で、この方も、すでにかなり以前から定着している結集力の高い研究会です。私は最初は助言者として、最近は委員として、可能なかぎり参加するよう心がけています。ここでは、刑事法の実践的な問題が主題になりますので、それに見合うような研究者としての貢献が期待されているのです。
昨年はこの方も休まざるを得ませんでしたが、今年は8月26日から2泊3日の予定で参加することになっています。今、開催地の湯河原に近い熱海にいて、このブログを書いているところです。
以上からも、私の研究スタイルの特色のひとつが、夏季休暇期間を最大限に活用するという点とともに、できるだけ積極的かつ継続的に研究会に出席して、問題関心を広げることにあることをご理解いただけると思います。