6月7日
2006年 06月 07日
私どもは、昭和33年(1958年)の6月7日に結婚し、京大の楽友会館で披露宴を催しました。当時はまだビデオ録画の技術は未開発でしたが、友人に8ミリカメラをもっている人がいて、撮影したものを編集してもらったものが残っており、当時の模様を偲ぶことができます(ただし、白黒で無声)。当時の出席者のうち、平場安治先生、宮内裕先生をはじめ、すでにかなり多くの方々が亡くなっておられます。
すでに、50年ほども前のことですが、当日の披露宴に出席してくださった方々の「寄書き集」の中に、いまもなおご健在の佐伯千仭先生(98歳)が当時書いて下さっていた以下のような文章があることを思い出しましたので、この機会に書きとめておきます。
初め 蜜のごとく
中頃 飯のごとく
終り 空気のごとし
すでに早く奥様を亡くされた佐伯千仭先生のご健勝にあやかり、空気のごとく生きていきたいと念願しています。