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最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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長岡天満宮の梅

 私は、京都府長岡京市の梅が丘というところに、もう30年以上も前から住んでいますが、すぐ近くに「長岡天満宮」の社を囲んだ小高い丘陵地帯があります。正面の階段を登ると大鳥居があり、すぐに眼前に広がるかなり大きな池(八条ヶ池)の景色を眺めながら、見事なつつじの並木にすっぽりと包まれた参道を歩いて、天満宮の境内に入ります。そこには、すでに梅と桜の木が点在していますが、境内の奥には、特別な「梅林」があり、ここは狭いですが、梅の名所のひとつとなっています。今年は、寒い日が続いていたのですが、今日、久しぶりに「梅林」を見に行きました。梅はまだ3分から5分咲きというところでしたが、写生に来ている人も何人か見かけました。梅は、桜よりも、地味で清楚な感じがして深い味わいがあるものです。
 「梅が丘」の住宅地は、天満宮の境内を抜けた反対側にありますので、すぐに裏から境内に入ることができます。以前は、もっともっと竹薮が密集していたのですが、次第に住宅が増えて、竹薮が失われていくのが残念です。境内に接する森の一帯は市の管理する「公園」になっており、大きなグランドのほか、ゲートボール場、テニスコートなどがあります。私自身も、かつてはテニスをし、犬を連れてよく歩きましたが、今は時々散歩する程度になりました。
 天満宮は、菅原道真に由来するものですが、この境内の中にも、菅公に関わる記念碑が残っています。そのひとつに、菅公の歌を刻んだ碑がありますので、その歌を紹介しておきましょう。
            うみならず たたえる水の そこまでも
               きよき心は  月ぞてらさん
 これからは、3月は境内の「梅」、4月は八条ヶ池の土手の「桜」、5月は参道の「つつじ」、というように、花の季節が続きます。
by nakayama_kenichi | 2006-03-09 16:26