2月は逃げる
2006年 02月 07日
日給や時給制の者にとっては変わりがないであろうが、月給を貰っていた時には、短い労働時間で同じ給料が貰えるものだなあと思ったことがある。
われわれのように、原稿を書く仕事をしている者にとっては、原稿の締め切り日が非常に気になるものである。2月末と3月末の締め切りでは、その実質的な意味は3日も違うので、戸惑うことがある。2月は早めに仕事をし、「2月を逃がさない」工夫が必要である。
では、どんな工夫が必要なのであろうか。その結論は簡単であって、2月はきっちり4週間あるので、一週間ごとに仕事を配分し、それ以上はみ出すことがないようにすることである。その他の月ではあと2日ないし3日残されているが、これは「おまけ」として利用するだけの余裕がほしいものである。「おまけ」もたまれば大きいのである。
2月は寒く、今年の2月はとくに寒いので、早く3月の春になってほしいという気持ちは自然な願望である。しかし、寒い2月に良い仕事を残しておいてはじめて、暖かい3月を気持ちよく迎えることができよう。その意味で、2月は短いが貴重な4週間なのである。
私は、今年も2月末締め切りの原稿をかかえているので、これを完成してから、2月を無事に逃がした上で、3月を迎えたいものである。

