口述刑法各論の訂正
2005年 10月 25日
今回は、付録の「自習問題解答のポイント」について、内容的な疑問が提起されましたので、とろあえす、ここで「訂正」しておきたいと思います。
[第7講] 2 の(1)・・・・・・7頁
以下のように改めます。
2.営利目的拐取罪について
(1) 未成年者を営利目的で誘拐したときは、何罪が成立するのか。
未成年者を誘拐しているので、未成年者拐取罪(224条)が成立し、営利の目的で人を誘拐 しているので、営利目的拐取罪(225条)も成立するが、客体が未成年者であれば後者は前 者の加重類型なので、法条競合として、営利目的拐取罪のみが適用される。
両罪の関係は、本文でも加重類型として説明していますので、これを「観念的競合」になると した記述は誤りでした。お詫びと訂正をします。ご指摘有難うございました。
なるべく近い機会に「自習問題解答のポイント」の方も訂正します。