9月1日
2005年 09月 01日
8月中の成果を明らかにすることを約束していたが、結論的には、今年の夏は最低で、思った成果がほとんど上がらなかった。家庭の介護問題に苦労したことが最大の理由であるが、仕事が進まなかったためか、今年の夏は余計に暑かったように思われる。しのびよる地球温暖化によって、やがて40度の夏が到来するような予感がする。
8月には、恒例の合宿研究会が予定されていたが、今年は、刑法読書会の合宿にも日弁連の合宿にも参加できなかった。ただ、「関西医療フォーラム」の研究会には出たほか、浅田和茂・松宮孝明氏と3人の共著となる「レヴィジオン刑法」第3巻のための研究会には3回とも出席して討論に参加し、9月10日の4回目で完結することになった(ただし、録音の再生や編集のため、出版までにはまだ相当の日を要する)。
原稿もいくつか書いたが、一番簡単なものが「共謀罪の本音とたてまえ」として、京都新聞の9月2日の朝刊に掲載予定となっている。そこでは、17年7月の「衆議院法務委員会」の審議を素材にしたが、その前の「法制審議会」の論議の分析は、まだこれからの作業として残されている。そのほか、「刑事法学の動き」の紹介原稿を雑誌社に送付済みで、これを入れると、印刷準備中のものが3つ存在する。生産力は落ちたが、何とか研究生活を休まず継続して行きたいというのが、9月1日現在の切実な念願である。

