89歳の健康の秘訣
2011年 04月 16日
昨年の秋にお会いしてから、久しぶりになりますが、昼食のお弁当をご馳走になりながら、楽しく有意義なコミュニケーションの機会を得ました。お部屋には、阿弥陀如来の3体の磨崖仏の大きな絵をはじめ、甲冑文字で書かれた詩文など、多くの貴重な作品の数々が飾られており、さりげない世間話のなかにも、女流画家としての天真爛漫な風格と謙虚で個性的な人間像を感じ取ることができました。また、今回の東日本大震災については、かつての自分の苦難な体験を想起しつつ、とくに政治家の無策ぶりに対する強い批判が繰り返されていました。
今回は、この89歳の老画家が、今でもなお心身ともに健康であることの秘密ないし秘訣として実感した3つの点を挙げておきたいと思います。
第1は、精神的な側面ですが、話が専門の絵や書のことに及んだ途端に、目が輝き、情熱が湧いてくるように思われたことです。絵を描くことは、その中に魂を入れることであるといわれたことが印象に残っています。私も、この1点に共鳴しました。
第2は、肉体的な側面ですが、まず平凡なこととして、食欲の旺盛なことに、あらためて感心しました。それは、ゆっくりと時間をかけて、楽しみながら全部を残さず食べるという習慣です。
第3は、今回発見した重要な点ですが、この老婦人は一軒家の2階部分に住み、少し曲がった急な階段を日に何回となく上り下りする必要があるので、実はそれこそが健康の最大の秘訣になっているということです。足腰がこれによって毎日鍛えられて、今でも戸外を平気で歩けるというわけです。老人にとって、階段は危ないとばかり思っていましたが、そのプラスの効用をあらためて確認した次第です。
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三井寺の疎水の桜


