「一日一善」のまたその後
2011年 01月 13日
90歳の老婦人は、その後もお元気でしたが、昨年の10月8日の早朝、急に体調を崩して、救急車で「大津日赤病院」に搬送されました。軽い脳梗塞という診断で、大事には至らず、安心しましたが、狭い部屋での入院生活は不自由で、同じく90歳のご主人のご苦労も大変なので、私も含むマンションの仲間が応分の協力をしました。
1ヶ月ほどの入院の後、11月のはじめには、必要な治療は一応終了したということで、居住環境が良く、マンションにも近い「ひかり病院」(マンションとの提携病院)に転院されて、リハビリに専念し、このまま行けば年内には退院できるという見込みが出るほどまで、いったんは回復されました。しかし、実際には、転院後も、心臓や肺臓などに異常な反応が出るようになり、病状も一進一退の状況が続いて、残念ながら、年内の退院の見込みは無くなりました。
こうして、今年の正月は病院で迎えるという状態になったのですが、お見舞いに行く度に、一方では、体力がだいぶ衰えて、手足の力が弱くなられたなと感じつつも、他方では、さすがに90歳まで生きてこられた方には、それなりの底力があるなと感じたりしながら、お付き合いを続けています。今日も、寒くてときどき粉雪が降る中を自転車でお見舞いに行きましたが、アイスクリームが大の好物とあって、笑顔もこぼれ、病院でのリハビリ(椅子から立つ練習と塗り絵の手作業)のお手伝いをしました。
早くマンションに帰って、また廊下を一緒に歩くリハビリのお手伝いをする「夢をあきらめない」でいたいものです。