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最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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「一日一善」のまたその後

 ちょうど1年前の1月13日のブログに、『「一日一善」のその後』を書いていますが、あれからまた1年が過ぎました。しかし、残念ながら、今回は、長く続けてきたマンションでのリハビリ活動が中断のやむなき状態に至ったことを報告しなければなりません。
 90歳の老婦人は、その後もお元気でしたが、昨年の10月8日の早朝、急に体調を崩して、救急車で「大津日赤病院」に搬送されました。軽い脳梗塞という診断で、大事には至らず、安心しましたが、狭い部屋での入院生活は不自由で、同じく90歳のご主人のご苦労も大変なので、私も含むマンションの仲間が応分の協力をしました。
 1ヶ月ほどの入院の後、11月のはじめには、必要な治療は一応終了したということで、居住環境が良く、マンションにも近い「ひかり病院」(マンションとの提携病院)に転院されて、リハビリに専念し、このまま行けば年内には退院できるという見込みが出るほどまで、いったんは回復されました。しかし、実際には、転院後も、心臓や肺臓などに異常な反応が出るようになり、病状も一進一退の状況が続いて、残念ながら、年内の退院の見込みは無くなりました。
 こうして、今年の正月は病院で迎えるという状態になったのですが、お見舞いに行く度に、一方では、体力がだいぶ衰えて、手足の力が弱くなられたなと感じつつも、他方では、さすがに90歳まで生きてこられた方には、それなりの底力があるなと感じたりしながら、お付き合いを続けています。今日も、寒くてときどき粉雪が降る中を自転車でお見舞いに行きましたが、アイスクリームが大の好物とあって、笑顔もこぼれ、病院でのリハビリ(椅子から立つ練習と塗り絵の手作業)のお手伝いをしました。
 早くマンションに帰って、また廊下を一緒に歩くリハビリのお手伝いをする「夢をあきらめない」でいたいものです。
by nakayama_kenichi | 2011-01-13 20:00