松本校長先生
2010年 11月 04日
1.水に五徳あり 水は数々の美徳をもつ。第1に、すべてのものを清くする力があり、第2に、淡きこと水の如く無欲であり、第3に、下へと落ちる謙遜なものであり、第4に、どの容器にも入る素直さがあり、第5に、すべてのものをうるおす力がある。
2.愚公、山を捨てる話 二つの山を背負って遠くに捨てようとした愚公の方が知恵の知捜に勝ったという中国の昔話から、成功の秘訣といわれる「運・根・鈍」のうち、「鈍」の中に正直で一筋の誠実さが通っている。
3.仕事と人生 卒業生の調査の結果として、模範的な職業人に共通するのは、第1に、その仕事に長年従事していること、第2に、外の者より少し努力していること、第3に、恩を感じていることであり、その結論は平凡なだけに普遍性がある。
4.万能足りて一心足らず 何か一つ足りないのは、人の心のまことである。人間はまことによって結び合うことができるもので、「至誠天に通ずる」のである。
5.物にも生命がある 落とした時計が帰ってきたのは、時計が私を呼びもどしたのである。彫刻家は石の声を聞き、音楽家は木の葉から歌を聞く。万物をいたわる心が、人間をいたわる心に通じる。
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松本義懿先生(川原林徳ー画)


