ミニミニ有信会
2010年 09月 08日
もともと「有信会」とは、京都帝国大学以来の法学部の教員、法学部及び法学研究科の学生、およびその卒業生を会員とする親睦団体で、歴史も古く、地方に支部も存在する巨大な組織体をいいます。毎年1回、「有信会誌」が発行され、私のところにも送られてきます。定年退官した各教授の会も数多く、私自身は「瀧川会」と呼ばれるゼミ生の会の世話役をしています。
この会の役員には「学生委員」というものも含まれていますが、それが、今回の「ミニミニ有信会」に関わるもので、私どもが旧制最後の京大法学部に入学した昭和24年(1949年)当時は、そこが実質的に法学部の「学生自治会」としての役割を果たしていました。暇があると、有信会のボックスに集まって、実は「学生運動」をしていたのです。
私自身は、入学後1年目に結核にかかって、2年目から休学して郷里に帰りましたが、それまでは、講義の合間に、有信会の仲間と一緒に大学の自治や戦後の民主化などを熱心に論じ合い、かつ、デモやビラ撒きなどの実践活動もしていました。そのときの仲間が、後になって「ミニミニ有信会」に集まり、当時の青春時代を懐かしもうというのがこの会の趣旨で、表向きの親睦会としての有信会とは性質の違う番外の個性的なものとなっています。
会員は、もう全員が傘寿を過ぎており、体調を崩している人もあると思いますが、元気なうちに一度出席して、京大法学部の学生時代のひとこまを仲間と一緒に思い出したいと念願しています。

