8月の終り
2010年 08月 31日
8月末は「夏休み」の終りというのが昔からの慣わしですが、実は、かつて私どもがまだ現役であった頃の大学では、7月10日頃から9月10日頃まで、約2ヶ月間も「夏休み」だったのです。もっとも、その間は講義の義務がないだけで、「休暇」ではなく、研究活動の「かきいれどき」で、むしろ毎日忙しかったのですが・・・・。
昨年の8月は、民主党が衆院選で大勝して念願の「政権交代」を果たした時期で、それなりの期待も大きかったのですが、民主党は今年7月の参院選で敗北し、ねじれ国会になったばかりか、9月の代表選で内部抗争が顕在化するおそれがあるなど、政局も経済も、異常気象を含めて、先の見えない不安定要因をかかえています。
ところで、この8月の私自身の仕事(研究活動)としては、最も重点を置いてた『新版・概説刑法Ⅰ』の原稿をパソコンで書き直して行く作業が、かなり進捗して、「未遂犯論」の前まで進み、今年中に脱稿して来春刊行という可能性が出てきたことが最大の収穫でした。その他の論文の執筆はあまり進みませんでしたが、問題関心を失わないように、できるだけ専門よりも少し広い文献を読み、それを「ブログ」にも反映させるように心がけています。
この「ブログ」も5年を越えましたが、何とか続いており、8月は平均よりも多くなりました。年は争えませんが、健康に留意しつつ、無理をせず、何とか継続して行きたいと念願しています。コメントして頂く方々に対してはもちろん、少しでも関心をもって読んで頂いている方々にも感謝しつつ、残暑(酷暑)見舞いを送ります。

