1月9日で81歳?
2010年 01月 09日
これからは、実際の年齢と通称の年齢とを、そのときどきによって使い分けることになり、周りの人をいささか混乱させることになりますが、その趣旨は、発想を転換して、年齢を逆転させることが、体も心も若返ることにつながればという期待を自分自身に言い聞かせる点にあります。年を取るという発想をやめて、1年前に帰って、やり直すという考え方になれないかと考えているのです。
そのためには、まず「体力」の衰えをカバーするという消極的な姿勢ではなく、むしろ眠っていた潜在的な体力を開発して、新たに体力をつけていくという積極的な姿勢に転換しなければなりません。そのために、外出しない日は、午前中は勉強し、午後は必ず1時間以上を体力をつけるための「運動」にあてるという日課を立て、これを毎日「継続する」ことが必要となります。しかも、それを義務としてではなく、楽しくするための工夫をしなければ、長続きしないことになるでしょう。
一方、精神的な「気力」の面も重要ですが、この方は、意識的に若い人たち(できれば異性が望ましいでしょうが)と交流することによって、いつも夢と希望を失わないようにしたいものです。マンネリな日々にならないためには、日野原さんの次の助言が参考になるでしょう。「毎朝、目覚めた時に、『これは単なる日々の繰り返しではない。いまだ知らない、明るいanother day(別の日)がまた与えられたのだ』と信じて、前進して下さい」(朝日新聞1月9日)。

