虎中時代の恩師
2009年 12月 15日
その折に、ある級友から、英語担当の小谷照雄先生の話題が紹介され、偶然にも小谷先生の長女に当たる方から送られてきた資料を入手したとして、小谷先生の晩年の生活のご様子を書かれた私信とともに、小谷先生が亡くなられたとき(昭和46年、享年60歳)の美作女子大学長の弔辞のコピーもみんなに配布され、詳しい内容を知ることができました。
小谷先生は、小さな体で、僧侶、高校教師、英語教室もして365日休む暇がなく、おまけに趣味も多く、ゴルフ、8mm映画撮り、読書、音楽鑑賞などをしておられた還暦の時に、すい臓がんで急逝されたとのことですが、私どものクラス会で思い出話しがのぼることを、教師冥加につきるとして、天国で喜んでいるでしょうというのが、長女の方からのメッセージでした。
私自身の印象としては、小柄で謹厳実直な英語の先生という程度のもので、僧籍におられたことは伺っていましたが、それ以上に多彩なご趣味をお持ちであったことは初耳で驚きました。小谷先生が5年1組のご担当の時に、伊勢神宮への代表参拝の行事があり、私は5年生の代表として、先生と伊勢までご同道した体験がありますが、その模様は、写真入りで、私の『定刻主義者の歩み』(2007年、成文堂、10頁以下)に記録してあります。そして、最近、小谷先生の長女の方から、私にも私信が届きました。60年以上も前の中学時代の先生との出会いを感謝をこめて実感している次第です。