異常気象
2009年 07月 29日
すでにかなり前から言われていたことですが、これは明らかに環境破壊による「異常気象」の現れであって、その原因は「地球の温暖化」にあることが、次第に動かし難い事実として顕在化してきていることを認めないわけにはいかなくなっています。
まずは、当面の対策として、緊急の被害に対する救済策とともに、異常な降雨量に耐えうるだけの防護策の策定と実施が求められることは当然のところですが、この対策においても、すでに限界と「格差」が生じるおそれのあることを警戒しなければなりません。マスコミが報道しなくなると、被害の現実が忘れ去られ勝ちになるものです。
それよりも、「異常気象」の悪化の方のスピードの方が速く、事態の深刻化が一層進むおそれを心配しなければなりません。それは、「地球温暖化」に対する対策が、国内的にも国際的にも決定的に遅れているからです。このような無策の「異常さ」をこそ強調し、環境保護の問題を国民的な課題にしなければなりません。
何とかなるという楽観論は、きびしい現実によって裏切られます。自分の世代は大丈夫と思っても、子どもの世代に災厄を負わせることになります。しかし、「何をなすべきか」ということになりますと、具体的なプランと見通しがないのです。
私としては、たとえば都市部からのマイカーの撤退を提案したいのですが、すぐに反対が出るでしょう。低成長でも何とか暮らして行ける展望はないものでしょうか。