レヴィジオン刑法③の出版
2009年 05月 26日
「はしがき」のところも、3人で分担して書いていますが、ここでは、私の執筆した部分から、その一部を引用しておきます。
「本書は、世代の異なる浅田教授(私より20歳若い)と松宮教授(私よりも30歳若い)と3人の共著という意味でも、ユニークなものであるが、1995年にこの研究会を開始した当時、すでに68歳であった私は、若い世代の刑法理論の動きを知りたいという関心から、3人の共同研究を提案したのであった。結果的には、私はこれまでの議論を整理するにとどまり、最新の動きについては最も若い松宮さんが新しい問題提起をし、浅田さんがこれに答えるという形で論争する過程で、その異同と変化について私が質問するという形におさまったように思われる。3人とも、佐伯刑法学に代表される関西刑法学の伝統を維持発展したいという気持ちでは完全に一致しており、大學の枠を越えたいくつかの月例研究会には、現在に至るもなお出席を続け、互いに協力するという信頼関係が続いている。・・・」。
浅田さんと松宮さんの「はしがき」の部分も、是非ご参照願いたいと思います。

