田母神ブーム
2009年 05月 05日
しかも、田母神氏は、最近ではテレビにまで出演し、著名人としてタレントなみの扱いを受けているというのですから、ますます危険な現象が増幅しています。政府とマスコミの責任を明らかにし、国民の側にも、最低限の警戒とけじめを求めたいところです。
新聞は当時、すでに以下のような強い警告を発していたことを想起すべきでしょう。
「田母神氏の行動が処分に相当すると考えるのは当然だ。きちんと処分すべきだった。そうでなければ政府の姿勢が疑われかねない。自民党国防部会では田母神氏擁護論が相次いだという。そうであればなおさら、麻生政権として明確な態度を示さなければならない。・・・他にも、参院での審議で驚くべき事実が次々に明らかとなった。防衛省はなぜ省をあげての調査体制を作らないのか。政府の腰が重いのなら、国会が国政調査権を発動して乗り出すしかあるまい」(朝日新聞2009年11月12日社説)。
政府、国会、そしてマスコミも、この警告を忘れずに、一貫して対応してほしいと思います。