ウイグル人との出会い
2009年 03月 16日
この留学生は、中国でも漢民族ではなく、はるか奥地のウイグル自治区の出身だということで、これまでウイグル人に会うのは初めてという貴重な経験をしました。本国では、大學の英語の先生だそうですが、一年半ほど前、ご主人と2人の子どもを郷里に残して、単身来日し、日本語を勉強中で、もう日本語もかなり話せるようになっているのには驚きました。中国人というよりも、モンゴル人に近いように思われ、髪も黒く、もっとも日本人に似ていて、全く不自然さがなく、すぐに打ち解けて話ができました。
問題は、名前ですが、はじめは「ローゼ」と呼んでいましたが、実際には、日本語読みにして「レイハングリ」(グリは女性)というのだそうです。実際に、ウイグル語と中国語で紙に書いてもらいましたが、とくにウイグル語は、右から左に向けて書かれたもので、これをフォローすることは全く不可能です。
ウイグルのことは、あまり詳しく聞く時間がありませんでしたが、遠い国から単身で日本に留学し、日本語の勉強に励む若い「レイハングリ」さんの勇敢さに拍手し、心から励ましてあげたいという気持ちが沸いてきました。今後もメールで連絡し合うことを約して別れました。

