びわ湖少年少女合唱団
2009年 03月 01日
この「びわ湖少年少女合唱団」の演奏会は第23回を数える年中行事の一つで、団長さんのお話では、かつては100名をはるかに超える大合唱団で、ヨーロッパなど海外公演で日本の歌を外国にまで紹介したこともあったとのことですが、最近は団員の少年・少女の数の減少が著しく、現状では十数名にとどまっているという報告がありました。それが、全体的な少子化傾向とともに、子ども時代からの受験勉強や塾通いのためではないかといわれてみますと、自由な情操教育がこの面でも妨げられている現状の悲しい一面を感じとることができました。
しかし、少年・少女達の歌声は、明るくおおらかで、とくに唱歌メドレー「ふるさとの四季」は、昨年このマンションで行われたクリスマスコンサートの際の指揮者とピアノ伴奏者の親子のハーモニーとともに、過ぎ去った昔の子ども時代を思い起こさせるに十分な余韻を会場全体に広げるものとなりました。
また、平均年齢74歳という「仰木の里」女性コーラスの賛助出演にも拍手がやみませんでした。来年もまた、仲間と一緒に聞きにきたいと話しつつ帰途につきました。