週末の仕事
2009年 01月 31日
1月の反省としては、中旬ころに鼻かぜとわかりながら、いつものようにそのまま外出して仕事をしたため、症状が悪化して、第4週の週末に予定されていた月例研究会を急遽休むという破目に陥ったことです。しかし、病院には行かず、息子に送ってもらった薬を飲んで、しばらく休養ということになりました。やはり年かなと思ったりもしました。
しかし、長くは休めず、第5週目の28日には、古い机の引き出しに眠っていたマスクをつけて、大阪に出かけ、大阪地裁で係争中の刑事事件の弁護団に加わり、最終弁論に参加しました。この事件は、すでに4年を経過して、ようやく結審し、判決は3月9日の午前10時に下されることに決まりました。無罪判決を獲得するために4人の弁護士が最大の努力をしましたが、今年の5月から始まる裁判員制度の下では、丁寧な弁護活動がそぎ落とされて、簡単に有罪判決が出ることになりそうな感じがします。少なくとも被告人が否認して争う事件では、裁判員制度になっても、審理が3日くらいで終わるというのでは、当事者が納得の行く裁判とはいえないと思います。
1月は、第5週まであり、この週末は幸いにも、仕事に集中できそうです。そのうえ、論文のテーマが「裁判員制度の導入の前に確かめるべきこと」というもので、2月20日締め切りで、雑誌『世界』に寄稿することになっています。この週末に峠を越えれば、先が見えるでしょう。
1月よ、さようなら。