ポーランドからの悲しい便り
2009年 01月 27日
年賀状が届かないので、いささか心配していたのですが、最近知らせがあって、30年以上も前に留学先のポーランドで知り合った大使館つとめのO氏の奥様(ポーランド人)がついこの間の12月に急逝されたことを知りました。にわかに信じがたいことなので、驚くとともに、深い悲しみにおそわれました。私どもより10歳以上もお若いはずなのに、まさか本当なのというのが率直な気持ちです。
今から約30年前に、全く未知のワルシャワ空港に着いたとき、ワルシャワ大學の助手とともに、O氏ご夫婦も揃って出迎えて下さり、面倒な手続きの一切を引き受け、大使館に案内したうえ、下宿まで世話して下さったことを今でも思い出します。その後、私は2年間、亡妻は1年間、文字通り、最も頼りになる有り難い友人として、一家をあげてお付き合いをさせてもらいました。ご夫妻には、可愛い女の子があり、当時は小さかったのですが、今はもう36歳だそうです。
「人の出会い」にも不思議なご縁があるものですが、いつかは別れの日がくることもまた冷厳な事実です。悲しいですが、それに耐えていかねばなりません。いつも笑顔を絶やさなかった素敵なクリスティーナさん。遠い地から静かに「さようなら」・・・・。
私自身も、風邪をこじらせ、ここ数日間元気がなく、研究会も休んでしまいました。琵琶湖の湖面もいつもより冷たく感じられます。