友人の傘寿の会
2008年 11月 09日
ブログを見ますと、昨年の11月3日に私も傘寿の会を開いてもらっていますので、1年違いということになりますが、昭和初期に生まれた同世代で、同じ刑事法研究の分野で、ほぼ半世紀にも及ぶ長い期間、互いに協力し合ってきた仲間の一人です。
参加者は、学者、弁護士のほか、立命館大学関係の人達が多く、その中から、それぞれユニークな祝辞が多数寄せられました。私も祝辞を述べる機会を与えられましたが、昨年の傘寿の会の折に味わった気持ちから、わがことのように嬉しいと申しました。私どもは、ほとんど同時に大學を出て、研究室に残り、私は京大に、彼は立命館大に就職しましたが、彼は佐伯先生の影響もあって、早くから弁護士の実務にも携わり、それが理論と実務を架橋するという彼の刑事訴訟法論の特色を形成することになりました。
井戸田さんは、80歳になっても、研究と実務を続けたいといわれ、参加者の拍手を浴びましたが、私も全く同感で拍手を送りました。ただし、長老の弁護士からは、80歳を超えると無理はしないようにとの親切な忠告もあり、この発言にも全く同感で、無理をしないように、しかし休まないようにしたいという心がけを再確認しました。今後も互いに研鑽しあって、関西の自由な伝統を若い世代の方々に引き継いで行きたいと思います。