最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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韓国の国民参与法の動き

 日本の現職裁判官による著書『韓国の国民参与制度』(今井輝幸著、2010年6月刊、イウス出版)についての私の「書評」が、ようやく法律雑誌に掲載されました(法律時報82巻1号、2010年10月号、140頁以下)。
 私は、コメントの中で、韓国の国民参与制度が「陪審制」に近く、陪審員の役割がはるかに大きいこと、被告人には国民参与裁判を「選択する権利」が認められていること、陪審員の評決が原則として「全員一致」とされ、結果的に「無罪率」が一般事件よりも多いことなどの点に注目し、そして何よりも韓国では捜査過程の「全面的な可視化」が実現済みであり、死刑も凍結状態であるなどの点が、日本の裁判員制度に大きな示唆を与えるものであることを指摘しました。
 その著者から、韓国の国民参与制度のごく最近の動き(2010年9月現在)を知らせて頂きましたので、そのポイントを紹介しておきます。
 1. 実施件数 件数の少なさが問題視されているが、2010年1月から8月まで、83件と若干増加傾向にある。
 2.今後の参与法の見直し とくに「選択制」について、対象事件のうち、故意の犯罪行為により被害者を死亡させた犯罪について、国民参与裁判を原則的に強制とする議員立法が、現在審議中。また、司法制度改革特別委員会でも審議され、大法院は、原則強制となる事件を年間500件と試算している。著者自身は、おそらく選択制が全廃されることはないだろうとする。
 3.制度の検証面 シャドウジュリー(影陪審)制度がソウルで試行を開始し、段階的に全国に拡大される予定で、これが制度の検証に用いられることになるとする。
 以上のほか、韓国の国民参与法の動きについての著者による今後のフォローに大いに期待したいところです。
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by nakayama_kenichi | 2010-09-29 17:50

ベートーベンの「運命」

 長らくクラシックのコンサートには無縁な状態が続いていましたが、9月23日の午後、地元大津市の湖岸にある市民会館の大ホールで、「第6回大津ユースオーケストラ」のコンサートを聴く機会がありました。久しぶりに音楽会の独特の雰囲気と若い演者のいきいきとした音楽への情熱を感じとることができました。
 女流指揮者の松尾葉子、新進気鋭のピアニストの釈迦郡洋介という布陣をはじめとして、劇団員は「ユースオーケストラ」の名に相応しい若者たちで、女子の演奏者が多いのも印象的でした。聴衆もかなり多く集まり、拍手も力強いものがありましたが、大ホールなのでかなりの空席も目立っていたのが残念な気がしました。
 曲目は、①シベリウス:交響詩「フィンランディア」作品26、②グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16、③ベートーベン:交響曲第5番ハ短調作品67、の3曲で、いずれも古典的な名曲でした。①は比較的短く終りましたが、②のピアニストの熱演ぶりに大きな拍手が沸き、そして③は待望の名曲で、なつかしい旋律が繰り返し繰り返し「運命」を暗示するように響き渡りました。
 私自身は、個人的には、モーツァルトに親近感がありますが、ベートーベンの「運命」には、何といっても圧倒されるような魅力を感じます。やはり、音楽の世界も「古典」(クラシック)が最も魅力的で、刑法の「古典学派」にも通じる郷愁を感じるのです。
 今から30数年前に、2年間留学していましたショパンの国ポーランドのワルシャワで、毎週のようにコンサートを聴きに出かけた頃のことを懐かしく思い出します。あの頃は、市の中心部の広場で、毎日曜日の朝、無料の野外コンサートが開かれていて、教会帰りの聴衆を集めていましたが、今でも同じ風景が見られるのかなと思いながら・・・・。
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by nakayama_kenichi | 2010-09-26 16:55

検事の犯罪の捜査

 厚生省の元局長に無罪判決を下した大阪地方裁判所は、検察(大阪地検特捜部)の捜査が客観的な証拠も踏まずに、あらかじめ描いたストーリーに合うように供述調書を作り、十分な裏づけをしなかった点をきびしく指摘しました。それは、無罪という結果よりも、裁判を通じて取り調べの不適性さが浮き彫りになったことの方が検察にとって痛いという評価を生んでいます(元特捜検事の談話)。
 これは、従来からいわれていた「捜査の違法性」の顕在化というレベルの問題ですが、今回は追い討ちをかけるように、捜査主任が押収品のフロッピーディスクのデータを改ざんするという疑惑が浮上し、直接最高検察庁が乗り込んで、当の主任検事を「証拠隠滅罪」で逮捕するという前代未聞の事態にまで発展しています。
 しかし、これに対しては、素早い逮捕はこれ以上の失態を止めるという、なりふり構わぬ保身、組織防衛の心理が働いているとか、最高検がスピード逮捕に踏み切ったのは、主任検事の「個人犯罪」ということで幕引きを図ろうとしているからだとか、さらには、特捜捜査が地検、高検、最高検という決済ラインで行われおり、捜査しているのが事件の当事者ともいえる最高検なのは不適切で、弁護士を法務省が特別に検事に任官するなどして、第3者の目で捜査すべきではないか、といったきびしい批判が出ています。
 私も、まずは本件が検察特捜部の捜査過程で生じたことを重視し、最高検が検察組織としての責任を自覚した上で、この事件を検察の内部問題として拙速に処理するのではなく、特捜検事による犯罪の捜査をいかに公正に行うべきかという観点に立ち返って、外に開かれた捜査のモデルにすべきではないかと考えます。そして、その際、新任の民主党の法務大臣の賢明なリーダーシップが求められているというべきでしょう。
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          近くの小川のほとりの「さるすべりの花」です
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by nakayama_kenichi | 2010-09-23 09:51

法科大学院の改善策

 文部科学省は、新司法試験の合格実績が低迷する法科大学院について、2012年度予算から、交付金や補助金を減らすことを決めたといわれています(朝日新聞9月16日夕刊)。同省は、「兵糧絶ち」の基準を示すことで各校に危機感を促すとともに、乱立する大學院の再編を進めたい考えだというのです。
 このような考え方は、すでに2009年の中教審法科大学特別委員会が示した方向であり、この前にも触れました、法務省・文科省「法曹養成制度に関する検討ワーキングチーム」の検討結果(2010年7月6日)の趣旨にも沿うもので、9月16日に開かれる「中教審特別委員会」で発表されることになっているといわれていました。
 たしかに、法科大學院の志願者数が大幅に減少し、非法学部出身者・社会人の割合が減少していること、入学選抜の競争性が確保されていないこと、新司法試験の合格率の低迷が続いていることなど、現在の法科大学院のかかえる問題が深刻な状態にあることは否定できないでしょう。
 しかし、そもそもこのような展望のない状態を作り出したのは、見通しもない法曹人口の増加政策に始まり、法科大学院を定員以上に多く認可し過ぎ、卒業した者の7-8割が法曹の職を得られるという期待にも答えられない状況の中で、もっと早い段階から適切な対策をとってこなかった「当局の責任」ではないのかという肝心の点があいまいにされ、棚上げされています。
 この矛盾を、弱小法科大學院の切捨てで処理しようとするのは、法科大学院の設立の理念に反し、しかもそれが法科大學院の間での自主的な改善と救済策としてではなく、中央官庁からの上からの統制手段(兵糧攻め)として行われるところに本質的な疑念があります。「大學の自治」は、もはや無きに等しい無残な状態にあります。
                 
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by nakayama_kenichi | 2010-09-20 09:17

高血圧の知識

 自分の血圧のことなど、これまでほとんど考えたこともなかったのですが、この高齢者用マンションのケアセンターで測ってもらうようになってから、とくに9月以降、高くなる傾向が続きましたので、とりあえず近くの内科クリニックを受診しました。
 そこでの医師の説明と、高血圧に関するパンフレットによって、高血圧に関する基礎知識を得ましたので、すでにご存知の方も多いと思いますが、自分に言い聞かせて再確認する意味で、その要点を記録しておきたいと思います。
 第1は、高血圧の意味ですが、血圧とは、血液が流れるときに血管の壁に与える圧力のことをいい、高齢者の場合には、診察室で測定するときは、収縮期血圧(高い方)が140mmHg以上、拡張期血圧(低い方)が90mmHg以上が「高血圧」と定義されています。家庭で測定するときは5mmHg低い数値というのも、診察時の緊張などの心理状況で血圧が微妙に変化するものであることを示しています。
 第2は、高血圧の原因ですが、遺伝的素因よりも、生活習慣の方が大きな要因になっているといわれ、食生活や運動、ストレスなどの環境要因の点検と改善が課題だとされています。食生活のほか、高齢者にはとくに運動不足の傾向が一般化しやすい状況にあります。
 第3は、とく食事療法の中で、「減塩」がその筆頭にあげられている点です。各国との比較統計でも、日本人の食塩摂取量は、1日11gで、世界的にも最も多く、これを1日6g未満まで減塩するのが目標とされています。和食の場合には、とくに味噌汁と漬物が要注意で、とくに田舎生まれの私などには習慣の改善は難しいところがあります。
 22日には、血液検査の結果も出ますので、血圧の正常化と安定のための努力をしてみるつもりです。もっとも余り気にするのもストレスの原因になるというジレンマがあります。
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by nakayama_kenichi | 2010-09-18 09:31

司法試験の合格率

 法務省は、9月9日に、法科大学院の修了者を対象とした新司法試験の2010年の合格者を発表しましたが、8163人の受験者数に対し、合格したのは2074人で、合格率は25,4%にとどまりました。これは、前年の27・6%を下回り、新司法試験が始まった06年から4年連続で下降し、過去最低ということになります。
 この数値じたいは、すでにある程度予測されていたところですが、「構想段階では7割程度といわれた合格率が現実は2割強。国にだまされたという感じ」(法科大学院生)といわれてみると、なぜそんな落差が生じたのか、改善の見込みが実際にあるのか、といった点について、法務省や文部科学省に説明責任があるのではないかといわざるを得ません。
 朝日新聞も9月12日の社説でこの問題を取り上げ、以下のように現状を分析しています。「合格率も25%となり、制度発足以来下がり続けている。大学院間の実績格差の固定化や進学志望者の減少、それに若手弁護士の就職事情の悪化も加わり、法曹養成問題は大きな曲り角にさしかかっている。法科大學院のありようをはじめ、軌道修正は避けられない」。
 しかし、ここでも特徴的なのは、この問題についても、法務省と文科省が今年3月に設置した「法曹養成制度に関する検討ワーキングチーム」が、すでに11回の会合を重ね、7月6日に「検討結果(とりまとめ)」を公表したという事実です。関係者からのヒアリングや実情調査もなされたといわれていますが、メンバーは、相も変わらず法務省と文科省の役人が大部分で、これでは当局の責任や反省の上に立った抜本的な「改革案」は得られそうもありません。むしろ、ここでも発想を転換して、当局からヒアリングを受けた現場関係者を中心とした「第三者機関」を設けて、その意見を当局が尊重するという方式が必要であると考えます。
 なお、上記の公表されたワーキングチームの「報告書」の内容も、別途紹介する予定です。
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by nakayama_kenichi | 2010-09-14 09:35

取調べの適正と水掛け論

 郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴された厚労省の元局長に対する判決公判が9月10日に開かれ、予想通り、無罪の判決が出ました。
  本件の裁判の特色は、元局長の関与を認めたとされる元部下たちの供述調書の大半が「検事の誘導で作られた」などとして証拠採用されなかったという異例の展開を辿った点にあります。しかも、この事件を担当した検察官が、取調べのメモを全部破棄してしまっていることもわかり、それは最高検の指示にも反することが判明しましたので、この事件の「取調べの適正さ」が改めて注目の的になっていたのです。
 この点について、公判審理の過程では、本件の取調べを担当した検察官は6名全員が「取調べは適正に行いました。調書は正しい」と臆面もなく供述していたことに注目する必要があります。しかし、取調べを受けた当時の村木被告は、否認しても聞いてもらえず、「私の指示がきっかけで、事件が起こってしまった」という供述調書(検事が書いたもの)を読み上げ、「署名しますか」と迫られたというのです。そして、議論は「水掛け論のまま。(取調べを)検証できる仕組みがほしい」といわれていたのです。
 今回の事件は、検察庁、とくに特捜部にとっては大きな打撃ですが、例によって根本的な反省の姿勢は見られず、おそらくはまた、内部検証によって不祥事の防止策を立てる程度にとどまることが予測されます。しかし、今こそ、これまで繰り返されてきた「水掛け論」から脱却するために、「取調べ過程の全面可視化(録音・録画)」に踏み切るべきチャンスです。「密室での取調べ」こそが諸悪の根源であることを、もうそろそろ自覚して、捜査の「大転換」に直ちに踏み切ることが、今回の判決からの教訓として要請されているというべきでしょう。それが、欧米諸国のみならず、韓国をも含む「国際水準」なのですから。
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by nakayama_kenichi | 2010-09-11 09:34

ミニミニ有信会

 今年も、「第25回ミニミニ有信会」の案内状が届きました。時期は11月、場所もいつもの通リ、京都市左京区岡崎の「白河院」で、日帰りのほか、宿泊も可能とされています。私は、残念ながら、まだ仕事もあって、ほとんど出席したことがなく、今回も欠席しますが、何か忘れ難い郷愁のようなものを感じるのです。
 もともと「有信会」とは、京都帝国大学以来の法学部の教員、法学部及び法学研究科の学生、およびその卒業生を会員とする親睦団体で、歴史も古く、地方に支部も存在する巨大な組織体をいいます。毎年1回、「有信会誌」が発行され、私のところにも送られてきます。定年退官した各教授の会も数多く、私自身は「瀧川会」と呼ばれるゼミ生の会の世話役をしています。
 この会の役員には「学生委員」というものも含まれていますが、それが、今回の「ミニミニ有信会」に関わるもので、私どもが旧制最後の京大法学部に入学した昭和24年(1949年)当時は、そこが実質的に法学部の「学生自治会」としての役割を果たしていました。暇があると、有信会のボックスに集まって、実は「学生運動」をしていたのです。
 私自身は、入学後1年目に結核にかかって、2年目から休学して郷里に帰りましたが、それまでは、講義の合間に、有信会の仲間と一緒に大学の自治や戦後の民主化などを熱心に論じ合い、かつ、デモやビラ撒きなどの実践活動もしていました。そのときの仲間が、後になって「ミニミニ有信会」に集まり、当時の青春時代を懐かしもうというのがこの会の趣旨で、表向きの親睦会としての有信会とは性質の違う番外の個性的なものとなっています。
 会員は、もう全員が傘寿を過ぎており、体調を崩している人もあると思いますが、元気なうちに一度出席して、京大法学部の学生時代のひとこまを仲間と一緒に思い出したいと念願しています。
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by nakayama_kenichi | 2010-09-08 11:13
 引き続き、検討会の議事録から読み取れる諸点をあげておきます。
 5.法曹三者とも、新しい裁判員法の制度にどのように対応して行くかという観点から発言していますが、いかに手続をわかりやすくして裁判員の負担を軽減するのかといった観点からの協議会や研修会の取り組みが紹介されています。
 6.事務当局から出された資料では、平均審理期間が全体で5.5日となっていること、検察官の上訴がゼロであること、公判準備手続の期間がやや長くなっているが、保釈率が高くなっていること(75.4%)、裁判員のストレス解消のためのカウンセリングの必要が指摘されたこと、などの点をあげることができます。
 以上が、3回の検討会の議事録から感じ取られる特色ですが、とりあえず以下に感想的なコメントを加えておきます。
 第1は、この検討会の性格ですが、法務省の刑事局が事務局として議論に積極的に参加し、法務省における検討作業に協力するという趣旨のものであれば、当局に対する批判的な意見は最初から出ないように出来ているという限界があります。むしろ「第三者機関」を作って、当局者に説明を求めるという性格のものにすべきでしょう。
 第2は、その結果として、裁判員への配慮と負担軽減策が主たる関心事項となってしまい、被害者の権利保護の主張はあったものの、被告人の防御権がどのような影響を受けるのかという点は、弁護士委員からも明確な指摘がないというもどかしさが感じられます。
 第3は、裁判員制度が裁判員のためのものでなく、被告人に裁判員裁判を受ける権利があるのなら、韓国のように「選択制」にする見直し案も考えられ、さらに民主党が提案する「取調べの可視化」も視野にいれてほしいと思いますが、これらも無理な注文でしょう。
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by nakayama_kenichi | 2010-09-06 12:55
 新しい「裁判員法」は、2004年(平成16年)5月21日に成立し、5年後の2009年(平成21年)5月21日から施行されました。もう1年以上を経過し、起訴件数が1800件を越え、判決数も約570件に達しています。
 これは新しい制度でしたので、附則9条に、この法律の施行後3年を経過した場合に、その施行状況に検討を加え、所要の措置を講ずるものとする旨の規定があります。そこで政府は法務省内に、裁判員法の円滑な実施と定着を図るため、施行後間もない2009年(平成21年)9月に、「裁判員制度に関する検討会」を立ち上げ、すでに3回の会合が行われています。その議事録を読む機会がありましたので、その特色を指摘しておきたいと思います。
 1.委員の構成は、法曹三者(裁判所、法務省、弁護士会)の代表や学者のほか、マスコミや経済界、それに被害者センターや主婦連など、多彩ですが、事務局が法務省刑事局に置かれている点に注目する必要があります。
 2.この検討会の性格と役割は、審議会のように結論を出して提言するのではなく、事務当局との意見交換を通じで、法務省における検討作業に協力することにあり、議論には事務局の方にも積極的に参加してもらうことが予定されています(座長の発言)。
 3.検討事項としては、裁判員法の施行状況をフォローしつつ、制度と運用上の問題点の改善を図ることとされていますが、まずは運用の現状の把握のための統計資料の作成とその説明に重点が置かれています。
 4. まだ、個々の問題点の検討は進んでいませんが、全体的には、新しい裁判員法がまずは順調にスタートを切ったことを確認し合うことから出発しています。法曹三者の合意と国民の信頼と協力がその前提として予定されているように思われます。(続く)
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by nakayama_kenichi | 2010-09-04 11:29