最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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北陸大学での最終講義

 私は、国立の京都大学に30年、公立の大阪市立大学に8年の後、私立の北陸大学に8年在籍したことがあります。その間、毎週京都から金沢まで通勤していました。この時期に北陸大学で経験したことをいくつか書き残しておきたいのですが、これまでの記録としては、1999年1月22日に行った最終講義の内容が印刷されて残っていますので(『私の歩んだ道―刑法との出合い』北陸法学7巻4号)、ここでは、その最後のしめくくりの部分を引用しておきます。
 「私は、現在72歳になりましたが、2年前に・・・若い世代の仲間の皆さんが中心になって、私のために全部で5巻に及ぶ『古稀記念論文集』を献呈して下さいました。・・・研究者としての道に入った者として、このような論文集を献呈されることは最上の喜びであり光栄であります。国から頂くはずの『叙勲』については、私は考えるところがあって辞退しましたが、こ記念論文集は、私の生涯の『宝』として大切に保存しております。・・・献呈式のあとの祝賀会で、私は、大学における研究者の生活には2つのメリットがあると申しました。その1つは、学問以外の権威には決して服することなく自由であり得ることであり、もう1つは、学問の世界で超一流の人と業績のもつ魅力に直接に接することができるということであります。私は、権威主義的なきらびやかよりも、つつましい謙虚さの中にある一筋の誠実さを大切にしたいと思っています。そして、それを支える真の実力を蓄えて行くためには、何よりも自主的で継続的な『勉強』が必要であります。私は、今後も体力と気力が続く限り、『刑法との出合い』を大切にして、古い歴史的な問題にも新しい現代的な問題にも開かれた関心をもって勉強を続けて行きたいと考えています。皆さんには、『ともに研鑚しましょう』と呼びかけたいと思います。何かに興味をもって、楽しく『勉強』されることを期待してやみません」
 あれから、もう8年が経過しましたが、当時の聴講生はどうしているのかなと思います。
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by nakayama_kenichi | 2006-12-04 15:04

今年の12月

 今年も、はや12月になりましたが、いつもとは違う年末を経験することになりそうです。
 第1は、家内が4月に亡くなりましたので、まだ大きな穴の空いたままの状態で年が終わろうとしていることです。11月には、宗教研究会関係の友人数名が見えましたが、12月には、府立女専関係の友人が来られる予定があり、亡き妻を偲ぶ機会を大切にしたいと思います。
 それとの関係で、この12月には、「喪中年賀欠礼」のハガキを出しました。毎年、年賀状を印刷せずに表も裏も筆で書き、家内が小さな挿絵を描くという、年に一回の共同作業も、これで終止符を打つことになりました。家内の机の引き出しには、これまでに書いて来た古い年賀状の絵がまだ保存されたままになっています。
 喪中ハガキを出した方の中からは、早速電話がかり、昔の思い出を聞かせてもらって、旧交をあたためるという思わぬ収穫もありました。
 第2は、9月からダッシュ君がホームステイにきてくれましたので、予期しなかった心の触れ合いを経験できたことです。多くの方にお世話になりましたが、3ヶ月の滞在予定を無事に経過して、12月17日には関西空港からアメリカのボストンに帰国することになっています。
 ダッシュ君は、日本語もだいぶ出来るようになり、ますます日本が好きになったという好青年ですので、また日本に来る機会があることを期待しています。
 以上のほかにも、12月には、年末研究会をはじめ、すでにいくつかの行事や会合の予定が入っていますので、体調に気をつけながら、今年のまとめにするという気持ちで対処してゆきたいと考えています。
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by nakayama_kenichi | 2006-12-03 11:19