最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

2008年 11月 30日 ( 1 )

著書の改訂

 私は、現役時代に多くの著書を公刊しましたが、その多くは、いわゆる「古本」となって、歴史的な存在となり、専門分野の関係文献として引用される程度のものとなっています。ところが、まだ現在まで生き延びているものがあり、それらの著書については、出版後の変化を現在の状況に合わせるために、「改訂」作業を続けて行くことが必要となります。
 刑法の体系書は大学の講義のためのテキストとして、比較的寿命の長いものですが、そのなかでも、『口述刑法総論・各論』(新版、2003年、2004年、成文堂)は、不思議に今でもかなりの需要が続いていますので、補訂版(2005年)に続いて、補訂2版(2006年、2007年)まで発行しました。これらの改訂は、刑法の一部改正や重要判例の追加などを目的としたものですが、毎年今頃になると、来年4月に向けて、さらに補正が必要かどうか、検討しておかねばなりません。その作業が毎年12月の課題となります。
 そのほか、だいぶ古い『概説刑法 Ⅰ・Ⅱ』(1989年、1991年、成文堂)について、第2版を出した以降も、読者からさらに改訂の要望がありますので、これに答えるべく、その検討を来年の課題としました。体系書である『刑法総論・各論』(1982年、1984年、成文堂)についても、全面改訂の要望があるのですが、これにはもう対応しきれない状態です。
 一方、今年は、『医療事故の刑事判例』(中山=泉編、初版1983年、第2版1993年、成文堂)についても、新版(中山=甲斐編)としての全面改訂を予定していますので、この原稿も12月中に脱稿しなければなりません。今年も、年々加齢して行く中で、結構忙しい年度末になりそうです。明日から、その12月です。
[PR]
by nakayama_kenichi | 2008-11-30 10:37