最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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2007年 03月 30日 ( 1 )

3月末と4月始め

 日本では、学校も会社も毎年4月から新年度が始まるということになっていますので、3月には期末試験や卒業式などがあり、4月からは入学、進学、進級が始まることになっています。それは、官庁や会社の転勤の時期にも当たります。
 この時期は、冷たく暗い冬から暖かく明るい春の到来を告げる季節の変わり目で、とくに桜の開花が新しい門出の希望を象徴するものとなっています。近年は、いわゆる暖冬現象で季節感があまりはっきりしなくなってきましたが、4月からの新規開始というケジメ自体は今も変わっていないと思います。
 私自身の長い経験のなかでも、はじめて重いランドセルを背負って小学校に入学したとき、新しい校章をつけた帽子をかぶり汽車に乗って中学校(旧制中学)に入学したとき、大きな袋(トランクでなく)を抱えて見知らぬ清水高等商船学校の校門をくぐったとき、角帽をかぶって京大のキャンパスに足を踏み入れたときなど、4月から始まるという新年度の期待感に胸を膨らませていたことを思い出します。ただ、旧制高校への入学(昭和21年)は、占領軍の指示で、4月入学が延期され、不安な状態の後、ようやく9月入学になったとう経緯もありました。
 そして、大学に就職して教員になった後は、卒業生の送別と新入生の歓迎という年中行事が長く続きましたが、年度末の試験の採点という過重労働の後は、4月の新学年、新学期に特有のさわやかな雰囲気を毎年味わったものです。今では、「古き良き時代」の大学ですが・・・・。
 なお、研究者という面からは、3月末の締め切りという原稿が多く、その際、2月の28日と違って、3月は31日まであるということで、最後の2日間ほどがいかに貴重なものであったかという点を、あらためて想起しています。3月中に原稿を仕上げて送ったときの解放感も忘れられません。
 今年も、この3月から4月にかけて、入学し、進学し、進級し、就職し、転職する多くの若い人たちに希望と期待のエールを送りたいと思います。
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by nakayama_kenichi | 2007-03-30 10:41