最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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2010年の大晦日

今年も、いつの間にか、最終日を迎えました。この年末・年始は天気が荒れ模様で、1年を通じての異常気象を象徴しているようです。政治も経済も荒れ模様で、来年の明るい展望も語り得ないような閉塞感が支配しています。
 昨年の大晦日には、政権交代による改革への期待感を表明していましたが、1年経過した今年の大晦日には、その限界が明らかになったばかりか、政権交代そのものの基盤も危うくなるという事態の変遷が見られます。前進どころか、停滞と混乱が続いて、よりどころを失い、解決の兆しも方向性も見えないという最悪の状態に陥っています。
 国政は、出直して、再出発するしかないというのが、今の率直な感想です。
 一方、司法界では、裁判員裁判でも死刑判決や無罪判決が出るなかで、「市民感覚」とは何かが問われるようになり、その功罪が見直される可能性がありますが、今年の秋以降に大きく表面化したのは、何といっても、大阪地検特捜部の「検察犯罪」の疑惑が発覚したことです。人事の刷新で終わることなく、どこまで「検察の民主化」が進むのかが、来年の課題となります。この点では、「証拠のかいざん」にとどまらず、「供述の誘導」を含む取調べの実態解明にまで改革が進むことを期待したいものです。
 そのためには、検察のみならず、第1次的な捜査の担当者である「警察」の取調べ方法の抜本的な改革(全面的可視化)が必要であり、さらに捜査段階の供述調書に長らく依存してきた「裁判官」の意識改革も必要なことを強調しておきたいと思います。
 私自身は、来年も健康に留意しつつ、研究生活を少しでも充実させるとともに、この「ブログ」も何とか継続して行けるように、努力したいと思います。この1年間付き合って頂いた読者の皆さんに感謝しつつ、2010年の終りとします。
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                雪の大晦日(かすむ比叡山)
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by nakayama_kenichi | 2010-12-31 09:52