最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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日野原さんの提案に賛成

 日野原重明さんが、毎週土曜日の朝日新聞に、「99歳・私の証 あるがまま行く」を連載されているのを欠かさず拝見していますが、まさに驚嘆すべき執筆活動として、その継続を祈念しているところです。
 ところで、先週の「2010年を振り返る」という文章(2010年12月18日)にも、注目すべき2つの提案が含まれていましたので、その趣旨を広めるために、このブログでも取り上げて、賛意を表したいと思います。
 1、「まず浮かぶのは、米軍の普天間基地移設問題です。多くの沖縄県民が、米軍の諸要求に反対しています。日本政府は10年先、すなわち日米安保条約改定60年の時には、基地を全面的に日本に返還させることをアメリカに再確認し、沖縄県民には、今の状況は向こう10年だけだと確約するべきです。そうすれば、県民の理解を得られるはずだと私は信じます。また将来、沖縄が日本の楽園になるよう、経済も教育も、また老人保健や介護の面でも最高の待遇を提供することを、政府が全国民と約束するべきです」。
 2.「外国との関係で言えば、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件も大きな問題になりました。この件については、日本は穏やかに見守るにとどめるのが賢明だと私は思います。このあたりの漁場は、日本の漁船の就業には余り利益にならないものかもしれません。先週のこの欄でも書きましたが、過去の戦争を踏まえて日本がするべきことは、植民地政策など領土拡張戦略への反省なのです。ロシアの北方領土をめぐる問題についても、同じことが言えるのではないでしょうか」。
 とくに、前者の点について、日本政府はアメリカの意向を沖縄に「甘受」させる方法にのみ腐心するのをやめて、むしろアメリカと折衝するという「対等の立場」を自覚し実践すべきでしょう。 
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by nakayama_kenichi | 2010-12-24 20:51