最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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志賀岩屋不動尊の護摩焚き

 今年5月17日のブログで、近くの山手にある桐畑古墳群を見学しました際に、大きな岩の洞窟の中に、志賀岩屋不動明王が安置されていたことを紹介したことがあります。
 10月17日(日)は、そこで年中行事の護摩焚き供養の催しがあるとのことで、また入居者のK氏に案内してもらって見学に行きました。これは、志賀山不動会が主催して、毎年10月に営まれる伝統的な行事で、正式には「志賀岩屋不動尊の採燈大護摩供奉修」と名づけられています。当日は天気もよく、近在からも、あるいは遠方からも多くの参詣者、見学者が集まり、行事の開始を待ちました。
 会場となる小さな広場には、祭壇が設けられて、お神酒や供え物が飾られていましたが、中央にあって緑の葉に覆われた大きな四角の設備が目を惹きました。これが護摩焚きの場所だったのです。近くの三井寺から執事も参加する風格ある行事と聞きました。
 やがて、山伏姿の伝統的な服装をした一団があらわれ、法螺貝の音が開会を告げ、一連の伝統的な儀式が始まりました。入場しようとする山伏が、会場への入口の辺りで、門衛の山伏と問答を繰り返す様子も、なかなかのものでした。質問者は扇子に書かれた質問を読み上げるので、これは簡単ですが、答える入場者の方は、空暗記した台詞をかなり長く語らねばなりません。これが終わると、山伏全員による般若心経の読経が始まり、その間に、上述の四角の設備に対して、多くの儀礼が奉納された後、最後に火が放たれます。
 これからが護摩焚きの行事で、火がくすぶり始めて煙を出し始めて、これが次第に大きくなり、重い緑の葉を焼いて、炎が出始めると、奉納されたゴマ木が全部投げ入れられて、全部が焼け落ちるまで作業が続いたのです。見学者にまでお供え物が振舞われるという丁寧さに恐縮し、来年もまた見にきたいなと思いつつ下山しました。
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by nakayama_kenichi | 2010-10-19 10:40