最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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刑法読書会500回

 7月3日(土)に「刑法読書会」の例会が、立命館大学の2条キャンパスで行われましたが、これが500回目に当たるとの報告がありました。
 刑法読書会については、このブログでも紹介したことがあると思いますが、関西の刑事法関係の月例研究会(毎月第1土曜日の午後)の一つとして、私自身にとってもっとも身近な研究会です。私はその出発点となった第1回以来、(在外研究期間を除き)ほとんど欠かさず出席してきたのですが、それが、もう500回を数えるというのですから、驚きです。
 刑法読書会の研究活動については、私自身が昭和43年(1968年)当時、法律雑誌に紹介したことがありますが(法律時報、昭和43年3月号)、ここでは、改めてその発端と由来を回顧しておきたいと思います。
 創立は、昭和30年(1955年)の9月となっていますので、もう55年も前のことです。この研究会は、戦後間もない頃、立命館大学に復職された佐伯千仭先生が京都大学の平場安治、宮内裕両先生とご相談の上で、当時の若い助手や院生を集めて、ドイツを中心とした外国文献の「読書」会を提案し実行されたことに由来します。当初の会員は、3先生を含めて12名で、第1期生はみな昭和一桁時代の助手と院生でした。
 私は、昭和28年(1953年)に大学を卒業して、旧制の大學院に進み、昭和30年8月には助手になっていましたので、刑法読書会の1期生としては最年長でした。しかし、実際には、研究者としての道を歩み始めたばかりの頃で、結核のあとがまだ尾を引いていて、健康にも不安が残っており、ほんとうにあぶなかしい出発点であったと回顧しています。
 刑法読書会との縁は、その後も深まるばかりで、3先生の学恩を忘れることなく、500回を越えた今も、若い会員の研究報告を聞くのを楽しみに、できるだけ出席したいと念願しています。
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by nakayama_kenichi | 2010-07-23 08:43