「一日一善」の一周年
2010年 05月 05日
しかし、さすがに連休期間中は、休み気分というものがあり、何かほっとして昔を思いおこすことがあります。ブログのコメントにも、37年前に関西学院大学で私の刑法の講義を聞いてくれた方からの連絡があるなど、懐かしく嬉しい思い出もありました(昭和48年当時は50歳前の若さで、私は関西のあちこちの大学で講義をしていました)。
昨年の5月7日のブログには、90歳の老婦人のリハビリのお手伝い開始から10日間という記述があり、その後今年の1月にその続行についてフォローしましたが、とうとう今年も5月となり、一周年を迎えることになりました。その間、昨年秋の中国訪問期間中など一時中断したこともありましたが、基本的には、毎朝夕食後の2回ほとんど中断することなく続き、すでに自然な形で日課の中に入ってしまっている感があります。
おなじく90歳のご主人が、今でも自動車を運転され、京都などに外出されるのも驚きですが、朝夕の食事時間にはきっちりとご夫婦で食堂に見え、ご主人が食膳のセルフサービスの役を果たされています。それに、何よりもお二人とも食欲旺盛で、朝食後のコーヒーを楽しみながら笑顔で歓談されています。
その上、肝心の手押し車による歩行も、最初はほとんど歩けない状態でしたが、次第にスムーズになり、最近では、より小型の軽い手押し車に変えても、バランスよく歩行ができるようになるなど、明らかに改善の効果がみられるようになりました。食堂を出発する際には、多くの入居者の励ましに笑顔で握手される姿が印象的です。今日からまた、2年目の始まりです。
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連休の琵琶湖の風景