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最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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「中国訪問記」の講演

 2月10日の午後7時から、このマンションの2階のホビールームで、私が昨年10月から11月にかけて10日間、中国の南京と武漢を訪問した際の模様を、入居者の皆さんにお話する機会がありました。当日は、30名近くの皆さんが集まられて、盛会でした。
 話だけでは味気ないので、中国で撮ってきた写真をスライドでお見せしようと思いましたが、器具も扱い方も分からず、困っていましたところ、入居者の中に援助して下さる人がおられて、18枚分の写真を皆さんにお見せすることができました。スライド付きの講演をするのは初めての経験でしたが、大過なく終り、ほっとしているとこころです。
  講演の内容は、「南京の5日間」「武漢の5日間」「中国訪問余滴〈1〉」「中国訪問余滴〈2〉」「中国からの贈り物」という5項目で、これらは、すでにこの「ブログ」で紹介ずみのものを印刷して、皆さんに配布し、それにしたがって説明し、ときどき対応する写真をスライドでお見せするという方法で行いました。2-3ヶ月も経てば細かいことは忘れてしまうものですが、記録しておいたものが役に立つことが実例で証明されたことになります。
  以下では、とくに印象的だった武漢市の有名な「黄鶴楼」の名前の由来とされています古い「言い伝え」の内容を紹介しておきます。
  「むかし江夏郡の辛氏という人の酒屋に、ある日一人の仙人が現れた。酒を乞われるままに主人は大杯で飲ませた。爾後半年ほどの間主人は嫌がらず只で酒を飲ませ続けた。ある日、仙人は主人に向かい、酒代がたまったが金がないと言い、お礼に店の壁に黄色い鶴を描いて立ち去った。ところが不思議なことに、酒を飲みに来た客が手拍子を打って歌うと壁の鶴が踊り出し、忽ち評判となって店は大繁盛、10年ほどの間に辛氏は百万長者になった。ある日ひょっこり例の仙人が現れ、笛を取り出して吹くと、空から白雲が舞い降り、黄鶴が壁から抜け出して来た。仙人は鶴の背に跨って白雲とともに飛び去った。辛氏は楼閣を建て黄鶴楼と名づけて祈念した」。
「中国訪問記」の講演_c0067324_17593999.jpg

by nakayama_kenichi | 2010-02-12 17:44