最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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中国からの贈り物

 今年の10月に約10日間、中国の南京大学と武漢大学を訪問しましたが、帰国の際に、多くの贈り物を頂きました。これが中国の慣習かもしれませんが、手荷物として持ちきれないものは、後で郵送してもらうよう依頼しておいた荷物が昨日無事に到着しました。
 すでに、贈答品のうち、茶器のセットや花瓶などの数点を持ち帰っていましたが、今回船便で着いたものには、2冊の浩瀚な書物(武漢大学の馬教授と陳助教授の著書)のほかに、武漢の中南財経政法大学(1948年創設)から贈られたの銀色の皿と、南京大学法学院の寄贈にかかる中国の伝統的な「王室錦織」(China Royal Brocade)の机上衝立が含まれていました。
 この「中国雲錦」に関する英文の説明書の内容を要約して紹介しておきます。
 「中国の錦織は、宋王朝の色鮮やかな絹の織物に由来する。元王朝のとき、蒙古人が中国を征服した際、支配者は彼らの公式のガウンを金で飾り、それが金銀織りを主要な特色とした錦織の発展を可能にした。それは中世の王と貴族にもてはやされた。錦織は、元、明および清王朝の王侯家族への貢物としてデザインされた。これらの王朝の支配者達は、とくに南京に、錦織の生産と売買専門の公式の織物部局を設置した。錦織には、主として4つの種類のものがあり、それらが国王のガウン、王妃のドレスとショール、そして官吏の正装服の素材として用いられてきた。古代中国人によって『1インチの絹の織物は1インチの金と等しい』と表現された錦織は、長さ5.6m、高さ4m、幅1.4mの大型の木製のローンを、上と下から2人の職人が操作して織られたものである。現在まで、この技術はその他の装置によって変えられたことがない。今日、中国も錦織は世界文化遺産としての登録を申請中である」。
 なお、かつて1992年と1995年に2度中国(北京、上海)を訪問した際には、中国の水墨画や大きな掛け軸類を贈り物に頂いた経験がありますので、この点でもここ十数年の変化には顕著なものがあると思いました。

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by nakayama_kenichi | 2009-12-17 09:26