武漢の5日間
2009年 11月 10日
10月31日(土)は、午前中、陳さんと院生の案内で湖北省博物館を見学しましたが、中国古来の多くの美術品を鑑賞し、古代楽器の演奏会にも出席できました。午後は3時から、私に「客員教授」(3年間)の資格を授与する儀式があった後、法学院刑法研究室で講義(「客観的帰属論」)をしました。質問の後、馬先生から詳しい解説とコメントがありました。
11月1日(日)は、午前中に、2回目の講義(「共謀共同正犯」)をしましたが、ここでも馬先生のユーモアのある雄弁な中国語のコメントが印象的でした。午後は、陳さんと院生の案内で、「黄鶴楼」を見学しましたが、これは湖北省武昌の西南にあり長江(揚子江)を見下ろす高台にある古来中国風の高い楼閣で、晴天下の眺望を満喫しました。
11月2日(月)は、午前中に、3回目の講義(「終末期医療と法」)をしましたが、中国でも関心の高いテーマで多くの質問が出ました。午後は休養しましたが、その夜から木枯らしが吹き荒れ、気温が急激に下がって、縮みあがりました。
11月3日(火)は、急遽コートとマフラーをまとい、武漢市の別の大学(「中南財経政法大学」)に出かけ、講義(「終末期医療と法」)をしましたが、教員も学生も熱烈に歓迎してくれました。夕食は、刑法関係のスタフとの宴会で、交流を暖めました。
11月4日(水)は、午前8時に、馬先生などの見送りを受けて宿舎を出発し、漢口駅から南京駅に向かい、午後1時ころ南京駅着。もとのジングルホテルに帰りました。
そして、11月5日〈木)は、早朝にホテルを出て、南京空港から成田空港まで飛び、東京から新幹線で京都に向かい、夕方無事に帰宅しました。