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最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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武漢の5日間

 10月30日〈金〉の午後、南京から武漢まで、新装の新幹線で3時間の旅でしたが、漢口駅のホームには陳副教授(早稲田大学に留学経験あり)と若い女子院生が出迎えてくれました。車で武漢大学のキャンパス内の「珈珞山荘」に到着。夕食は、刑法関係の教授達と会食懇談しましたが、83歳でなお現役(終身教授)の馬克昌先生と固い握手をしました。
 10月31日(土)は、午前中、陳さんと院生の案内で湖北省博物館を見学しましたが、中国古来の多くの美術品を鑑賞し、古代楽器の演奏会にも出席できました。午後は3時から、私に「客員教授」(3年間)の資格を授与する儀式があった後、法学院刑法研究室で講義(「客観的帰属論」)をしました。質問の後、馬先生から詳しい解説とコメントがありました。
 11月1日(日)は、午前中に、2回目の講義(「共謀共同正犯」)をしましたが、ここでも馬先生のユーモアのある雄弁な中国語のコメントが印象的でした。午後は、陳さんと院生の案内で、「黄鶴楼」を見学しましたが、これは湖北省武昌の西南にあり長江(揚子江)を見下ろす高台にある古来中国風の高い楼閣で、晴天下の眺望を満喫しました。
 11月2日(月)は、午前中に、3回目の講義(「終末期医療と法」)をしましたが、中国でも関心の高いテーマで多くの質問が出ました。午後は休養しましたが、その夜から木枯らしが吹き荒れ、気温が急激に下がって、縮みあがりました。
 11月3日(火)は、急遽コートとマフラーをまとい、武漢市の別の大学(「中南財経政法大学」)に出かけ、講義(「終末期医療と法」)をしましたが、教員も学生も熱烈に歓迎してくれました。夕食は、刑法関係のスタフとの宴会で、交流を暖めました。
 11月4日(水)は、午前8時に、馬先生などの見送りを受けて宿舎を出発し、漢口駅から南京駅に向かい、午後1時ころ南京駅着。もとのジングルホテルに帰りました。
 そして、11月5日〈木)は、早朝にホテルを出て、南京空港から成田空港まで飛び、東京から新幹線で京都に向かい、夕方無事に帰宅しました。
 
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by nakayama_kenichi | 2009-11-10 09:12