最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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風の子保育園訪問

 過日自宅まで来ていただいた88歳の「がむしゃら」奥さんと再会の機会を得るために、今回は、近くの湖西線沿線の「穴太」地区にある「風の子保育園」を一緒に訪れることになりました。奥さんは、この地域の伝統的な古い保育園と深いかかわりがあり、現に、あとで分ったことですが、しょうしゃな日本間の床の間には、「堀井湖芳」と銘打たれた例の古い中国文字(甲骨文字)を描いた独特の色合いの大きな額がかかっていました。その横には、「云うは易く行うは難し」と書かれた風流な軸がかけてあり、好対照でした。
 当日は日曜日で、園児の姿はなかったのですが、0歳児から6歳児まで、150名もの子どもを預かる施設で、その整備された清潔感と暖かい雰囲気を感じました。施設長に案内してもらいましたが、大勢の大人の声は騒がしくうるさいが、子どものはしゃぐ声は決して騒がしくないといっておられたのが印象的でした。
 今回の訪問の主たる目的は、この保育園の生みの親である95歳の長老で、この施設(社会福祉法人穴太福祉会・風の子保育園)の理事長をつとめる長尾素賀夫氏に面会し、親しく面談することにありました。まだかくしゃくたるお元気ぶりで、「長尾節」がなかなかおさまらず、午前10時半頃から始まって、昼食を挟んで、午後1時半ころまで続きました。ただ、耳と目がだいぶご不自由でしたが、特別な補聴器で十分に会話ができただけでなく、ご自分の部屋には大きな拡大鏡の装置を置いて、今でも関係文献を読み、さらに文章も執筆されていると聞いて、その執念に畏敬の念を覚えました。
 とくに「地域福祉の視点からみた子育て支援活動」については、一家言をもち、いまでも情熱を持ち続けておられますが、それ以外にも、戦争中の満州での体験やソ連抑留生活の話などから、「平和」こそ最も大切であるといわれた結論に同感しつつ、再会を約してお別れしました。
 
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by nakayama_kenichi | 2009-09-22 10:07