最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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幸せが現れるとき

 いつも見ている福岡の弁護士さんの本の紹介欄に、アルゼンチンの2人の作家の対話集『御者』(2009年、新曜社刊)の紹介文が出ているのが目にとまり、これは読んで見たいなと思いました。本来ならば自分で読んで確かめてから引用すべきところですが、今のところ、いつ読めるかわかりませんので、完全な「孫引き」であることをお断りして、忘れないうちに、その紹介文のなかから、興味ある内容の一部分を引用しておきます。
 「幸せは、人が自分の望んでいる一つのものごとに対して、最善をつくしていると実感しているときに現れる。人生において何かを試みるとき、極端に常識はずれではなく、夢を持ち、欲深さからではなく、野心からでもなく、自分の資質の発揮を妨げず、他人と分かち合う可能性を出し惜しみせず、夢を達成しようと、できる限りのことをするような状態に直面しているとき、そんなときに幸せは現れるものである」。
 「探検家の幸せは、道を歩み続けること、日々の暮らしの中で何かを見出そうと試みること、活気あふれる人生を歩き、人生に触れ、そして悩むべきときは悩むことだ」。
 以上のほか、人を人間にしたのは「言語」であり、それは他者とのコミュニケーションを目的としたもので、何のためにコミュニケーションをとり合うのか、その理由は愛であるということ、人間は人間にとって狼だといわれるが、狼は人間と比べるとまだ可愛いもので、相手を傷ければ攻撃をやめるが、人間はさらに相手を殺してもまだやめないほど残酷なこと、麻薬依存症に陥った人には愛情が不足しているので、依存症によってその隙間を埋めようとしているのだといった指摘が含まれていて、読む人を惹きつける魅力があると感じました。
 私自身も、「他人と分かち合う可能性を出し惜しみせず、できる限りのことをしたい」と思っています。
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by nakayama_kenichi | 2009-08-14 09:10