最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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命ありてこそ

 4月22日は第4水曜日で、雲井昭善先生の第4回目の講演会の日に当たります。今回もまた、マンションのホビールームは満員の盛況で、みんな熱心に先生の講演を聴き、メモをとっている人もかなりありました。
 今回のテーマは「命ありてこそ」というもので、最初からインパクトが感じられました。先生はまず、人間の命が大切なものであることを、この世に生を受けたことの不思議さから説き始め、皆が誰一人として同じではない固有の「人格」を具えている貴重な存在であることを強調されました。そして、黒板には、「天上天下 唯我独尊」というお釈迦さんの言葉を書かれ、それは自分だけがただ独り尊いというのではなく、万人がそれぞれ独立して尊いという意味であるといわれ、「山川草木 一切衆生 悉有仏理」と書かれて、生きとし生けるものはみな、ことごとく仏となり得ると説明されました。
 しかし、他方で、人間には「むさぼる」「怒る」などの煩悩が必ずあるので、これを自制し、コントロールしなければならず、これを「修行」として継続的に行うことが必要になるといわれました。生きることの目的は、結局は「道を求める」という点にあり、茶道も華道も「道」であるように、「仏の道」を求めるのが理想であるとされ、かけがえのない命をもらったのだから、各自が自分の生き方を自分で考えるべきであるといわれました。
 そして、最後に、「命ありてこそ」に続く後の文句として、先生は「尊かりけれ」といわれましたが、各自が後半の言葉を考えるよう促されて話は終わりました。
 私自身は、「命ありてこそ」、「このブログが書ける」と記しておきたいと思います。
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by nakayama_kenichi | 2009-04-22 20:55