最近大学を離れ、論考を公表する機会が少なくなってきました。論文として公表する以外の資料や感想文などを公開する場を持ちたいと考え、このブログを開設しました。


by nakayama_kenichi
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101歳の底力

 亡妻の母は、101歳を越えて、今も特養ホームに入居中です。今年は夏に一時体調を崩して食欲がなくなり、点滴だけの日々が続いたときは、ホームドクターと施設の方と家族との3者間で、積極的な延命処置は差し控えてもらうという方針を確認しましたが、その後、医師も驚くほどの挽回力で平常にもどるという経過を辿って、今年も12月まで持ちこたえてきました。
 しかし、12月に入る頃から、水分以外にはのどを通らない状態が続いて、ふたたび状況が悪化し、今回は回復がむずかしいのではないかと心配していました。私も何回か様子を見に行きましたが、水分以外の固形物は液状にしてあっても、口から吐き出してしまうか、口を閉じて受け付けないという状態がかなり長く続いたのです。
 このような状態が長く続けば、体が衰弱して危険な状態になることは明らかですから、悲観的な思いを秘めながら過ごしていたのですが、実は、また少しづつ挽回し、食べ物も少しづつ入るようになっているとのことで、まさに101歳の底力を思い知らされています。
 その秘密は、食が入らずに点滴状態になっても、心肺機能(バイタルサイン)には変化がなく、基本的に維持されているという点にあるようです。視線は定まりませんが、しっかりと目を開けて、車椅子にも座ることができます。私には理解が困難ですが、施設のスタフは体の動きからおばあちゃんが何をしたいかを感じとることができるといいますから、これまた大変なお仕事だと頭の下がる思いがします。
 今年を乗り切れるかどうか、ひそかに心配していましたが、この分だと無事に持ちこたえて、新年を迎えられるという希望が出てきました。命運を祈りつつ、年の暮れを待つ思いです。
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by nakayama_kenichi | 2008-12-27 21:05